「ビオトープが緑色に濁ってきた。これって問題?」
実は、藻にも「あったほうがいいもの」と「すぐ対処すべきもの」があります。一律に除去しようとすると、かえってメダカの調子を崩すことも。今回は正しい判断基準をお伝えします。
グリーンウォーターはメダカに有益
緑色の水=グリーンウォーターは、植物プランクトン(主にクロレラ)が大量繁殖した状態です。
メリット:
- 稚魚・針子の餌になる(口に入るサイズの微生物が豊富)
- 水中の有害物質を吸収してくれる
- 紫外線から卵・稚魚を守る
- 色揚げ効果がある品種も
Biotope World Studioでは針子育成容器には意図的にグリーンウォーターを作っています。生存率が格段に上がるためです。
これは危険!すぐ対処すべき藻
① アオコ(ラン藻)
水面に青緑色のペンキのような膜が張り、独特の悪臭。毒素(ミクロシスチン)を産生する種もあり、メダカが大量死することがあります。
見分け方:水を掬ったとき絵の具を溶かしたように分離せず塊のまま→アオコの疑い
② アオミドロの過剰繁殖
糸状藻が容器の半分以上を覆っている状態。稚魚が絡まるリスクが高く、夜間の酸欠を引き起こします。
参考記事【ビオトープの藻対策 #2】アオミドロの正しい除去方法|手作業から生体導入まで
③ 茶ゴケ(珪藻)の急増
立ち上げ直後や日照不足時に発生。メダカへの直接的な害は少ないですが、水質が安定していないサインです。
判断チェックリスト
| 状態 | 判断 | 対応 |
|---|---|---|
| 水が緑色に濁っている | グリーンウォーター(◎) | 針子容器はそのまま |
| 糸状の藻が少量付着 | アオミドロ初期(△) | 様子見・遮光強化 |
| 糸状藻が容器の半分以上 | アオミドロ過剰(×) | 即除去・水換え |
| 水面に青緑の膜+悪臭 | アオコ(緊急) | 全水換え検討・生体避難 |
| 内壁に薄い緑・茶の膜 | 付着コケ(○) | 石巻貝に任せる |
次回は藻の大量発生を根本から防ぐ環境整備をご紹介します。
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