前回はビオトープの藻の種類と発生原因を解説しました。今回は最も厄介なアオミドロの除去方法を実践ベースでご紹介します。
アオミドロをそのまま放置するとどうなる?
アオミドロ自体はメダカに直接毒はありませんが、放置すると以下の問題が起きます。
- 稚魚・針子が絡まって身動きが取れなくなる
- 水中の酸素を夜間に消費し、酸欠を引き起こす
- 水草の光合成を妨げ、水草が枯れる
- 水質悪化のサインであることが多い
除去方法① 手作業で取り除く(最も確実)
割り箸や棒を水中でくるくると回すと、糸状のアオミドロが絡まって取れます。
Biotope World Studioの手順:
- 晴れた日の午前中に作業(視認性が高い)
- 割り箸でアオミドロを絡め取る
- 網で浮いている塊をすくう
一度に全部取ろうとしないこと。急激な水質変化でメダカにダメージを与えます。
除去方法② 遮光(根本的な予防)
藻は光で増えます。寒冷紗や遮光ネット(50〜70%遮光)で直射日光を和らげると増殖がぐっと抑えられます。
- 設置場所:容器の南〜西側に日よけを設置
- 遮光時間:1日のうち午後2〜4時の強い日差しだけでも遮ると効果的
除去方法③ 生体導入(生物兵器)
藻を食べる生き物を入れることで自然に減らす方法です。
| 生体 | 効果 | 注意点 |
|---|---|---|
| 石巻貝 | コケ除去に最強 | アオミドロには効果薄 |
| ヤマトヌマエビ | アオミドロを食べる | 稚魚を捕食する場合あり |
| ミナミヌマエビ | コケ・藻を食べる | メダカと共存しやすい |
| タニシ | グリーンウォーターを浄化 | 増えすぎに注意 |
| ヨコエビ | 水質改善+コケ・有機物分解 | 自然循環を作る微生物 |
ヨコエビを使った「自然循環」アプローチ
ヨコエビ(淡水産端脚類)はビオトープの底に溜まった有機物・コケ・藻を食べ、水質を自然に改善してくれる微生物です。
ヨコエビの働き
- 底泥の有機物(フン・食べ残し)を分解して藻の栄養を減らす
- コケ・付着藻類を食べる
- メダカの稚魚の餌にもなる(小さいサイズ)
- 水草の根元に溜まるデトリタスを処理してくれる
Biotope World Studioでは、ヨコエビが自然発生しているビオトープは水質が安定しやすいと実感しています。意図的に導入する場合は、田んぼや水辺の側溝から採取するか、熱帯魚店で購入できます。
やってはいけないこと
- ❌ 全水換え(バクテリアが死滅・メダカへのダメージ大)
- ❌ 市販の藻除去剤を安易に使用(メダカへの毒性リスク)
- ❌ 一度に大量除去(水質が急変する)
次回はグリーンウォーターは本当に悪者なのか?良い藻・悪い藻の見分け方を解説します。
【ビオトープの藻対策 】
1 : 梅雨に藻が大量発生!原因と種類の見分け方|Biotope World Studio
2 : アオミドロの正しい除去方法|手作業から生体導入まで
Biotope World Studioでは今年もメダカの品種管理と繁殖を続けながら、販売に向けた準備を進めています。
これからも https://garden.wantilu.com で、
植物の成長記録やビオトープ情報、園芸ライフを発信していきます🌿
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